○不動産査定前に準備しておくべき書類
○不動産査定前に確認しておくべきポイント
○不動産査定前の準備における注意点
以上のような観点から、不動産査定前の準備全般について解説します。
不動産査定とは、マンション・戸建て・土地など不動産の売却をする際に、いくらで売却できるのか、その見込み額を算出することです。不動産査定を受ける前に、ある程度の準備をしておくとスムーズに進むでしょう。
○書類の準備
○リフォーム履歴の確認
○住宅ローン残債の把握
○確定測量の実施の有無
不動産査定前の準備には、これら4つが挙げられます。
不動産査定を受ける前段階として、以下の書類を準備しましょう。
○戸建:間取り図面
○戸建または土地:土地の確定測量図
○マンション:分譲時のパンフレット
○共通:登記済証権利証または登記識別情報通知書
旧耐震基準の建物は、以下の書類があると新耐震基準に適合していることが証明できます。物件価値の上昇にもつながるので、事前に用意できればなおよいでしょう。
○耐震診断結果報告書
○既存住宅に係る建設住宅性能評価書
○耐震基準適合証明書の写し
○住宅耐震改修証明書の写し
○固定資産税減額証明書の写し
○増改築等工事証明書の写し
リフォームは査定時における、大きなアピールポイントの一つです。過去(特に直近5年以内)にリフォームをしていると、不動産会社が査定額を上げる根拠になり得ます。書類としては、リフォーム時の資料を用意しておくとよいでしょう。
○正確な査定額の算出
○後々のトラブルの芽を摘む
以上のために、ホームインスペクション(住宅診断)を実施している場合は、その時の資料を用意しておくのも有効です。
査定額で住宅ローンが完済できるか確かめるため、事前に住宅ローン残債を把握しておきましょう。住宅ローン残債を把握していると、希望売却額も設定しやすくなります。そもそも、売却額がローン残債を下回れば、借金だけが残ることにもなりかねません。
お金に関連して、もう1点。マンションを売却する際に、管理費や修繕積立金に滞納がある場合は、必ず解消しておいてください。査定価格の減額要因になるからです。管理費や修繕積立金に滞納があると、売却自体が困難になるのも理由に挙げられます。
戸建や土地を売却する際、売主には境界明示の義務があります。境界明示をするには、土地の確定測量が完了していなければなりません。確定測量とは、隣地所有者立ち会いの下で境界を確定し、正確な面積を測量することです。
確定測量が終わっていない場合、売却前までに完了させておくよう強く推奨します。確定測量が完了していない物件は、査定をしてくれない不動産会社が多いからです。
○法務局による調査
○測量士による測量
○土地家屋調査士による調査
確定測量には、3ヶ月程度の時間がかかります。終わっていない場合は、以上いずれかの方法になるべく早く着手した方が賢明です。登別・室蘭近郊にお住まいの方なら、確定測量に関する疑問は法務局(室蘭支局)に問い合わせるとよいでしょう。
戸建や土地を売却する際、売主には境界明示の義務があります。境界明示をするには、土地の確定測量が完了していなければなりません。確定測量とは、隣地所有者立ち会いの下で境界を確定し、正確な面積を測量することです。
○法務局による調査
○測量士による測量
○土地家屋調査士による調査
確定測量には、3ヶ月程度の時間がかかります。終わっていない場合は、以上いずれかの方法になるべく早く着手した方が賢明です。登別・室蘭近郊にお住まいの方なら、確定測量に関する疑問は法務局(室蘭支局)に問い合わせるとよいでしょう。
○複数の不動産会社に査定を依頼する
○ハウスクリーニングは原則不要
不動産査定前の準備における注意点は、以上2つです。
査定の基準は、不動産会社によって異なります。100万円単位で査定額が異なることも、珍しくありません。複数の不動産会社に査定を依頼して、適正価格を判断してください。
複数の不動産会社に査定を依頼すると、その過程でどこに頼むべきか、信頼できる会社を選定しやすくなるのも、おすすめする理由です。
不動産査定の事前準備として、ハウスクリーニングは原則として不要です。査定額には、立地・周辺環境・市況の動向などが大きく影響します。少し乱暴な言い方かもしれませんが、ハウスクリーニングを実施した程度では、査定額にほとんど影響がありません。
どうせお金をかけるなら、ハウスクリーニングよりリフォームの方が、査定額に与える影響は大きいでしょう。数年以内に物件の売却を検討している方には、ハウスクリーニングよりリフォームの実施をおすすめします。