「登別と室蘭、どちらに住もうか迷っている」「不動産を持つならどちらの市が安心?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
登別市と室蘭市は、北海道中南部の西胆振エリアで隣り合う2つの街です。隣同士でありながら、人口・住宅事情・教育・医療など、さまざまな面で個性のある違いがあります。
この記事では、統計データサイト「生活ガイド.com」から引用した最新データをもとに、両市の特徴を7つの分野で比較し、それぞれの街の魅力をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 登別市と室蘭市の人口・世帯数の最新データ(2025年1月時点)
- 高齢化率や転入・転出など人口動態の違い
- 地価や持ち家比率など住宅事情の比較
- 教育施設・医療施設・公共施設の充実度
- 財政力指数や地方税収から見える街の体力
- ライフスタイル別のエリア選びのヒント
登別市・室蘭市で不動産購入や売却をご検討の方は、ぜひ最後までお読みください。
住民基本台帳:2025年1月1日/人口動態:2024年12月31日/行財政:2024年度/面積:2023年/国勢調査:2020年
比較する7つの分野
今回比較するのは、以下の7分野です。
- 人口関連
- 住宅事情
- 公共料金
- 暮らし・公共の施設
- 教育施設
- 医療施設
- その他(気候・所得・特色・財政)
それぞれの項目で、登別市と室蘭市にどのような違いがあるのか見ていきましょう。
人口関連|最新の住民基本台帳データ
まずは、両市の人口にまつわる最新データ(2025年1月時点)を比較してみましょう。
| 項目 | 登別市 | 室蘭市 |
|---|---|---|
| 人口総数(2025年1月) | 43,615 人 | 74,855 人 |
| 総人口(国勢調査2020年) | 46,391 人 | 82,383 人 |
| 世帯数 | 20,885 世帯 | 41,660 世帯 |
| 高齢人口率(65歳以上) | 38.09% | 38.24% |
| 年少人口率(15歳未満) | 9.01% | 8.85% |
| 転入者数(年間) | 1,593 人 | 2,769 人 |
| 転出者数(年間) | 1,816 人 | 3,328 人 |
| 出生数 | 164 人 | 346 人 |
| 婚姻件数 | 122 件 | 242 件 |
| 外国人人口数 | 436 人 | 581 人 |
人口データから読み取れること
人口データを見ると、室蘭市はおよそ登別市の1.7倍の規模となっています。2020年国勢調査の時点では約1.8倍でしたが、両市とも人口減少が進んでおり、その差はやや縮まる傾向にあります。
高齢人口率はどちらも38%を超え、年少人口率は9%前後と、両市ともに高齢化が深刻な状況です。一方で、転入者数も室蘭市は登別市の約1.7倍と人の動きが活発で、外国人人口も室蘭市のほうが多くなっています。
住宅事情
続いて、両市の住宅事情の違いを見てみましょう。
| 項目 | 登別市 | 室蘭市 |
|---|---|---|
| 総面積 | 212.21 km² | 81.01 km² |
| 可住地面積 | 38.53 km² | 43.31 km² |
| 可住地人口密度 | 1,204 人/km² | 1,902 人/km² |
| 土地平均価格(居住地) | 18,720円/㎡ | 15,332円/㎡ |
| 土地平均価格(商業地) | 37,500円/㎡ | 36,533円/㎡ |
| 空き家率 | 15.17% | 18.24% |
| 持ち家比率 | 66.30% | 55.45% |
| 居住期間(20年以上) | 39.57% | 36.06% |
| 平均通勤時間 | 19.8 分 | 17.1 分 |
住宅事情からわかる両市の個性
- 登別市のほうが地価がやや高く、持ち家比率は約10%も高い
- 室蘭市は可住地面積は広いが人口密度も高く、コンパクトに集まって暮らす街
- 登別市は20年以上居住する方の割合が高く、定住志向の強いエリア
- 室蘭市は空き家率が登別市よりも約3%高く、不動産流通が活発な可能性
これらは互いに関連し合うデータです。「登別に腰を据えて住み続けたい」と考える方が、傾向としてやや多いと推察できます。
公共料金
毎月の生活コストに直結する公共料金の比較です(月額・標準的な使用量で算出)。
| 項目 | 登別市 | 室蘭市 |
|---|---|---|
| 水道(口径20mm・20㎥) | 4,822円(市) 3,718円(簡易水道) |
3,294円 |
| 下水道(20㎥使用) | 4,246円 | 3,663円 |
| ガス(22㎥使用) | 5,226円 | 5,226円 |
ガス料金が両市で同額なのは、いずれも室蘭ガスの管轄エリアだからです。一方、水道料金と下水道料金は室蘭市のほうが安く設定されており、長期的な居住コストに影響する差といえます。
暮らし・公共の施設
暮らしの利便性に関わる施設数を比較します。
| 項目 | 登別市 | 室蘭市 |
|---|---|---|
| 百貨店・総合スーパー | 1 | 1 |
| 郵便局 | 11 | 22 |
| 図書館 | 2 | 1 |
| 公園 | 44 | 121 |
郵便局の数は人口規模に比例して約2倍となっていますが、室蘭市の公園数は登別市の約3倍にもなります。子育て世代や、屋外で過ごす時間を大切にしたい方にとっては、室蘭市の環境はとても魅力的に映るのではないでしょうか。
一方、図書館は登別市のほうが多く、地域に密着した文化施設の充実ぶりが感じられます。
教育施設
次に、教育施設の数を比べてみましょう。
| 項目 | 登別市 | 室蘭市 |
|---|---|---|
| 幼稚園 | 4(公立0・私立4) | 9(公立0・私立9) |
| 小学校 | 8 | 9 |
| 中学校 | 5 | 8 |
| 高校 | 1 | 6 |
高校の数に圧倒的な差
特に注目すべきは高校の数で、登別市1校に対して室蘭市は6校と圧倒的な差があります。地理的に隣同士であることを考えると、登別市から室蘭市の高校へ通学する学生が多いことを強く示唆するデータです。
お子さまの進学先を視野に入れるご家庭にとっては、住まい選びの重要な判断材料になります。
医療施設
医療体制の違いも、生活の安心に直結する大切な要素です。
| 項目 | 登別市 | 室蘭市 |
|---|---|---|
| 一般病院 | 6 | 6 |
| 一般診療所 | 18 | 52 |
| 一般病床 | 110 | 1,346 |
| 医師数 | 51 | 244 |
一般病院の数こそ同数ですが、一般病床(ベッド数)には10倍以上、医師数にも約5倍の差があります。これは室蘭市が西胆振エリアの医療拠点として機能していることを示すデータで、こと医療に関しては、室蘭市のほうが手厚い体制といえるでしょう。
ご高齢の方やお子さまがいるご家庭にとっては、住まい選びの重要な判断材料になります。
その他(気候・所得・特色・財政)
最後に、気候や所得、街の財政状況など、その他のデータを比較します。
| 項目 | 登別市 | 室蘭市 |
|---|---|---|
| 年間平均気温 | 8.4℃ | 8.7℃ |
| 年間降水量 | 1,527.2mm | 1,179.1mm |
| 所得(納税義務者一人当たり) | 277.8 万円 | 302.0 万円 |
| 飲食店数(1万人当たり) | 35.9 件 | 76.1 件 |
| 地方税収(一人当たり) | 121 千円 | 176 千円 |
| 財政力指数(2024年度) | 0.47 | 0.62 |
| 市区職員総数 | 391 人 | 511 人 |
| 特色 | 観光都市 (温泉中心) |
工業・水産・観光 スポーツ・ゼロカーボン |
所得と財政力に注目
隣同士の市なので気候に大きな差はありません。ただし、納税義務者一人当たりの所得には20万円以上の差があり、財政力指数も室蘭市のほうが大きく高い(0.62 vs 0.47)状況です。
室蘭市は重化学工業を中心とした産業構造を持ち、その雇用基盤が市民の所得と市の財政を支えてきた背景があります。一方の登別市は、温泉を中心とした観光都市として独自の経済基盤を築いてきました。
まとめ|データから見える2つの街の個性
ここまで見てきた最新データを、簡単に整理してみましょう。
登別市と室蘭市の主な違い
- 人口規模:室蘭市が登別市の約1.7倍(2025年1月時点)
- 地価・持ち家比率:登別市のほうが高い(定住志向)
- 公共料金:水道・下水道は室蘭市のほうが安い
- 公園・高校・医療施設:室蘭市が圧倒的に充実
- 所得・財政力:室蘭市のほうが高い(工業基盤)
- 気候:大きな差はない(登別市はやや降水量が多い)
登別市は「落ち着いて長く住み続けたい」「温泉や自然に親しみたい」という方に向いた、定住志向の高いエリアです。一方、室蘭市は「教育・医療・利便性を重視したい」「選択肢の多さが欲しい」という方に向いた、都市機能の充実したエリアといえるでしょう。
どちらの街にもそれぞれの魅力があり、ライフスタイルや家族構成によって最適な選択は変わってきます。
ハウスメイトネットワーク登別室蘭店の地域密着への姿勢
当社は、登別市・室蘭市の両方に精通した地元の不動産会社として、お客様一人ひとりのライフスタイルに合った住まい選び・不動産売却をサポートしています。
「子育て環境を重視したい」「老後を見据えて静かな場所に住みたい」「所有している不動産が今いくらで売れるのか知りたい」など、ご相談内容はさまざまです。地域の特性を熟知しているからこそ、それぞれの街の強みや注意点も含めて、客観的な視点でご提案できます。
エリア選びに迷っている方、不動産売却・購入を検討されている方、どちらも大歓迎です。お客様の状況を丁寧におうかがいしたうえで、最適なご提案をいたします。
不動産売却・購入のご相談は登別室蘭店へ
「査定だけ知りたい」「エリア選びで迷っている」段階のご相談も歓迎です。
地域密着の不動産会社として、丁寧にご対応いたします。

登別と室蘭は、隣り合っていても本当に違いの多い街です。私たちは両方のエリアで長年お取引をさせていただいてきましたので、地域ごとの細やかな事情までお伝えできます。「まずは情報収集から」という段階のご相談も大歓迎です。地元・登別室蘭で長く不動産業を続けてきたからこそ、お客様にとって本当に最適な選択肢を一緒に考えます。