一軒家やアパートなどの不動産を購入する際に、ネックになるのが住宅ローンでしょう。住宅ローンはどのような基準で設定されるのか、皆さんはご存知でしょうか。
住宅ローンを組むと返済額はどの程度になるのか、気になる方も多いはずです。住宅ローンの返済額を、年収別にシミュレーションしてみました。
住宅ローンを組む際、いくらまでならお金を借りられるのか。基準はズバリ、「年収」です。
住宅ローンの借入可能額は、最大で年収の8倍程度とされますが、一般的には年収の5~6倍程度が、ひとつの目安になるでしょう。例えば年収が500万円なら、3,000万円程度までなら住宅ローンを組めるはずです。
現代における日本全国の平均世帯年収は503万円、登別市は416万円、室蘭市は413万円とされます(※1)。まずは、登別と室蘭の平均世帯年収である400万円で、住宅ローンを組むとどうなるのか、シミュレーションしてみましょう。
年収400万円の場合、2,400万円(年収の6倍)が借入可能額の目安です。純粋なローン負担のみを試算するため、頭金は計算から除外します。その他のシミュレート条件は、以下の通りです。
○返済期間:35年
○金利:1.0%(固定)
○ボーナス払い:なし
○返済方式:元利均等返済
結果は、以下の通りになりました。
年収 |
400万円 |
借入額 |
2,400万円 |
毎月の返済額 |
6万7,748円 |
年間の返済額 |
81万2,976円 |
総返済額 |
2,845万4,160円 |
同じ条件で、年収500~800万円の場合もシミュレーションしてみました。
年収 |
500万円 |
600万円 |
700万円 |
800万円 |
借入額(年収の6倍として算出) |
3,000万円 |
3,600万円 |
4,200万円 |
4,800万円 |
毎月の返済額 |
8万4,685円 |
10万1,622円 |
11万8,559円 |
13万5,497円 |
年間の返済額 |
101万6,220円 |
121万9,464円 |
142万2,708円 |
162万5,964円 |
総返済額 |
3,556万7,700円 |
4,268万1,240円 |
4,979万4,780円 |
5,690万8,740円 |
実際にはシミュレーションよりも、頭金の分だけ返済の負担は減るはずです。住宅ローンは確定申告の際、控除の対象にもなります。
(昨今は頭金(自己資金)ゼロで住宅ローンを組む方も多数いらっしゃいます。)
○一軒家の場合:固定資産税・修繕費
○アパート・マンションの場合:管理費・修繕積立金・駐車場代
しかし、住宅ローンとは別に、上記のようなランニングコストも別途発生します。不動産を購入するとシミュレーション以上に、負担は増えると考えておいた方が無難です。
※1.参照元:LIFULL
HOME’S住まいインデックス「登別市の家計データ」「室蘭市の家計データ」
https://lifullhomes-index.jp/info/money-data/household/hokkaido-pref/noboribetsu-city
https://lifullhomes-index.jp/info/money-data/household/hokkaido-pref/muroran-city/